以前、書類選考の危険信号の話をしましたが、逆に「転職回数は多いが評価できる」パターンも実務的には存在します。出現率は高くありませんが、代表的な2つを紹介します。
専門性を軸にした「ステップアップ型」
業界や会社の規模は変わっても、専門性という軸がぶれていないキャリアです。見極めのポイントは、各転職の動機と、そこで得た知見をきちんと言語化できているかどうかです。「応用力」と「次に何を目指すか」まで語れる候補者は、一貫性があると判断してよいでしょう。
現場から経営視点へ向かう「視座上昇型」
現場改善からマネジメント、事業推進へと、役割のスケールが転職のたびに上がっているキャリアです。「問題解決」「改善志向」といった一貫したテーマでキャリアがつながっている場合、転職回数の多さはむしろ、視座を広げてきた証拠として評価できます。
転職回数を減点するのではなく、
回数の裏にある「一貫性」を読み取る。
回数の裏にある「一貫性」を読み取る。
この2つのパターンは出現率が低く、一般的ではありません。しかし、機械的な足切りだけで判断すると、こうした候補者を取りこぼすことになります。